Q&A

欧米人に自分の言っている内容が伝わりません

お世話になります。この講座を始めて160日と60時間が経過しました。現在米国留学中で日常の生活に困ることはなくなりましたが、毎週の会議での発言となると、とたんにおぼつかなくなります。もっと、欧米人とも的確に議論をしたいのですがなかなかスムーズに自分の言っている内容が伝わりません。また長い文章になるとあまりすらすらと出てきません。現在ランダム練習をレベル1からレベル4まで1日20分程度、練習しています。今後、英語の発信力を高めるためにどのような練習に取り組めばよいか教えてください。

アメリカ在住 男性(41歳)/研究者
初めまして。YouCanSpeakを始めて160日・60時間。素晴らしい継続力だと思います。また、「現在米国留学中で日常の生活に困ることはなくなりました。」というご報告ありがとうございました。当プログラムは瞬時に英語で話すための訓練プログラムとして開発されましたが、そのプログラムを有効活用し、更に上のレベルを目指しておられることをとても嬉しく思います。

わたしもアメリカに在住していた経験がありますが、日常的な会話と会社で求められる会話の質が根本的に異なると感じました。会社の方がより専門的且つ具体的な回答が求められるからです。

わたしは研究室で働いた経験がないので、業種特有の会議スタイルに対応する方法をアドバイスするのは困難ですが、かつて英語Onlyの部長会議や海外メジャースタジオとの契約交渉の席で英語対応に困っている日本人の姿を多くみてきました。アメリカ人はドライなところがあり、発言にもたもた時間をかけるとあからさまに不快な顔をしたりすることはないでしょうか?

そこで、かつて某外資系CS放送局で、英語会議に大変苦労していた日本人のT部長にアドバイスを求められたときと同じご提案をさせていただきます。

1)長い文章より、短い文章の組み合わせ(ヘミングウェイ方式)
相手に自分の意志を伝えるためには必ずしも「長文」を作成する必要はありません。米小説家ヘミングウェイや米ハードボイルド小説作家は「短い文章」の達人です。要点を細かく区切り、発言するときにポイントを一つに絞って回答するように心掛けてみると、「長文」のプレッシャーから解放されるのではないかと思います。

会議参加者Aさん:How is the research progressing so far? Corporate wants us to show them the results by the end of December. Can we meet the deadline?

この質問では3つのトピックスがあるので、自分も長文で返そうという焦りがあるかもしれません。そこで、一息ついてヘミングウェイ方式で答えると、

貴方の答え:
We can meet the deadline.
But we are currently behind schedule.
Can another team assist us this week?
Then we can show them the results.

長文ではなく、4つの文章に区切って回答するスタイルです。回答を短く区切るには、相手の発言を正確に内容別に区切る必要があるので、まず相手の話をじっくり聞き取るところから入るのが無難です。

2)自分がどこで苦労しているか客観的に把握する
会議では専門的且つ具体的な発言を求められることがありますが、何度も会議に参加していると、質疑のパターンをある程度絞り込める可能性があります。何度かオーディオレコーダーで会議を録音し、どのような発言を求められたときに苦労しているか客観的に調べてみると良いかもしれません。もしかすると、毎回同じような発言で苦労しているかもしれませんし、毎回パターンが異なるかもしれません。自分の対応を客観的に知ることで、何らかの対策をとることができるでしょう。

3)クイックレスポンス
研究者として、会議中の発言に必要な専門用語や特殊な言い回しが存在するかもしれません。専門分野で自由に英語を話す「ワンランク上のレベル」に到達するためには、YouCanSpeakのレベル4とランダム学習の他に「クイックレスポンス」訓練をお薦めします。

クイックレスポンスについては、下記ページに詳しく書いてあるので、そのページをご参照頂きたいのですが、会社で頻繁に使う語彙や表現パターンを会議前に準備し、回答は長文ではなく、短い文章の組み合わせを心掛けるだけでも、会議での発言に対するプレッシャーが和らぐのではないかと思います。

クイックレスポンスとは?
http://www.youcanspeak.net/methods/#whats3

かつて部長会議で苦労していたT部長には、この他に絶対に伝えなければならない内容を事前に英文で箇条書きするように提案しました。困ったら、そのメモを見てから発言できるので、精神的に落ち着くと判断したからです。最初の内は、それでも苦労していましたが、徐々に会議発言のパターンを掴み、次第にメモを見ずに発言できるようになりました。自分が言いたいことを事前に考えておく準備が効果を発したのではないかと思います。

YouCanSpeak
経営企画 統括マネージャー
木下真美

*英語スピーキングお悩み相談は期間限定で実施しております。ご利用はお一人様1回までとさせて頂いております。