日本語は英語習得の妨げにならないのか?

英語を学習する時、日本語を一切使うべきではないという考え方があり、日本語使用に罰則を設ける先生方も大勢います。しかしこれは9才以下の子供には最善な方法かもしれませんが、小学校高学年、特に13才以降の人達には大きな壁となる可能性があります。長年アメリカに住んで英語漬けの生活をしているのもかかわらず、英語を上手に話せない日本人が大勢いるという歴然とした事実があります。彼等は日本語使用が禁止されている所か、周りの人達が全く日本語を話せない状況に置かれています。彼等は「日本語使用を禁止すれば英語が上達する」ことは事実でないことを体で感じているのです。

ことばの習得は「意味」と「音声」の合体作業で、意味がどう提供されるのかが最重要課題となります。英語が話せない状態で英語漬けになっている人達が、何年たっても英語を上手に話せるようにならないのは、「音声」に適切な意味が付加されないからです。ことばの習得練習が「意味」と「音声」の合体作業であるなら、スピーキング力は「意味・思い・イメージ」を瞬時に「音声化」する能力を意味します。もし頭の中に「話したい内容」が明確に存在しなければ、それを音声化することはできません。YouCanSpeak で使われている日本語は英語で言ってもらいたい内容を提供するための手段で、日本語から英語に翻訳するためのものではありません。

翻訳的学習は「日本語→英語に翻訳→音声に変換」というプロセスなので、音声化する時点で「意味」が不在となり、「意味」と「音声」の合体が起こらず、その結果学習効果が出ないことになります。しかしYouCanSpeak は翻訳的学習ではなく、「日本語→意味(正確な内容)提供→瞬時の英語音声化」のように仕組まれていますので、「意味」と「音声」の合体練習になります。また翻訳練習に陥らないために、秒数設定があります。たとえば1秒設定では、翻訳している暇はありません。

YouCanSpeakの学習プロセスは、英語能力の最高峰と言われる同時通訳と全く同じです。すなわち同時通訳の練習をしていることにもなるのです。

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